隙間時間で超簡単!現役理学療法士オススメのコンディショニング

「身体の疲れがなかなか取れずやる気がでない…」

「疲れをとりたいけど、そんな暇がない…」

「疲労をとるために取り組んでいるけど今ひとつ効果を感じない…」

この記事にたどり着いた皆さんは、もしかしてこのような悩みを抱えていませんか?

ストレス社会と言われている現代社会、皆さんも仕事や家事などで毎日を忙しく過ごされていますよね?日々の生活に追われ、なかなか自分のために時間を作ることが難しいのではないでしょうか?

そこで今回、医療とスポーツの現場で数多くのキャリアを積んできた現役の理学療法士が、隙間時間でできる簡単なコンディショニングトレーニングをお伝えしちゃいます。この記事をみれば、皆さんのお体を回復に向かわせるきっかけになること間違いなしです。

是非参考にしてくださいね!

コンディショニングとは?

そもそも「コンディショニングトレーニング」という言葉を皆さんどれくらい理解されていますか?

コンディショニングとは、「競技スポーツにおいて設定した目標を達成するためのすべての準備プロセス」と定義づけられています。試合に勝つ、ある大会でベスト4に入る、そのために取り組んだことすべて(練習や心の準備など)のことです。

よって、このコンディショニングを私たちの日常生活に当てはめると、「日々を元気に気持ちよく過ごすために身体の疲労をとる作業を習得すること」になります。

私たちは、学校の課題や仕事の業務、家事や育児など日々取り組まなければならないことがたくさんあります。

それは私たちにとっての日常生活における達成すべき目標であり、達成するためには、私たちは元気であることが大切なんですね!

コンディションが低下する理由

さまざまな要因が考えられますが、その中に一つに「疲労による影響」が考えられます。

ではなぜ疲労がたまっていくのでしょうか?

実は「重力」が影響しています。

私たちは当たり前のように寝たり、起きたり、立ったり、していますが、これは全て「重力」に抗っているんですね

つまり、私たちの疲労とは「重力+日常生活の負担」ということになります。

日常生活の負担はスケジュール調整などで対応することは可能ですよね。

では、この重力に対応するためにはどうすればよいのでしょうか?

【重力に対応することは姿勢をよくする事】

重力に対応するために良い姿勢を維持することが大事です。

人の身体は、大きく「体軸肢」と「付属肢」に分けることができます。

【体軸肢】頭部~背骨~骨盤

【付属肢】腕、脚 

その中の特に「体軸肢」を整えることが、重力に対応する上で重要になります。

私たちの生活の中に、姿勢を曲げてしまう原因が大きく2つあります。

1、座っている時間が世界と比べても圧倒的に長い

2、スマホを見ている時間が圧倒的に長い

ということです。一つずつ解説していきます。

座っている時間が世界と比べても圧倒的に長い

突然ですが、皆さんは日本人が世界と比べて座っている時間がどのくらいかご存じでしょうか?

それは、平均7時間なんです!

https://sports.go.jp/special/value-sports/7.html)

これは世界とくらべても最長です!

座っている姿勢は、身体を曲げてる姿勢、です。

の背骨は本来S字を描くように設計されており、このS字であることが重力を上手く分散してくれている秘訣なんですね。

しかし、座っている姿勢では背骨の本来の設計(S字)から逸脱した形になります。

つまり、背骨が本来の形とは逸脱した形を長時間取り続けている生活習慣によって姿勢が悪くなり、重力に効率よく抗うことができず疲労がたまっていくわけです。

スマホを見ている時間が圧倒的に長い

特にスマートフォンの発達により、私たちの生活は大きく変わっています。

近年では、「歩きスマホ」や「スマホ依存」という言葉がニュースでピックアップされています。スマホをみる時間が長いということは、頭を下に傾けている時間が長いということです。これも背骨を本来の形から遠ざかっていますね。ついついやってしまうことですが、一回の閲覧時間が短くても積み重なれば大きな疲労として身体に蓄積していきます。

方法

「では、どうやって姿勢をもとに戻せば良いんですか?」

「あんまり難しいのはちょっと・・・」

皆さんからの声が聞こえてきました笑

ではここからは、体の構造を熟知した理学療法士が隙間時間でできる超簡単なコンディショニングトレーニングをお伝えしましょう!

それは腹筋をマッサージ(数秒間の圧迫)することです!

写真に示してある★に部分を圧迫しましょう!

そうすることで、硬まった腹筋は徐々に柔らかくなり、姿勢を戻すことができます。

腹筋は大まかに肋骨~骨盤つながっています。

身体が曲がっている姿勢は、肋骨と骨盤の距離が近づくため腹筋が短くなります。

それが生活習慣の中で蓄積することで、腹筋が短くなった状態で硬まってしまうんですね。その結果、猫背のような曲がった姿勢になってしまいます。

頻度

結論は、上記画像の少なくとも1つの★を数秒間(5秒前後)マッサージしてもらえればOKで隙間時間に取り組むことです

理由としては「筋膜」がほぐされるためです。

「筋膜」とは筋肉や腱を覆っている組織の事で、「第二の骨格」ともいわれるほど身体の形状に関係する組織です。

人は自分の身体の位置や動きを感知するアンテナのような器官(固有受容器)が筋肉や腱の中に存在します。姿勢が歪むということは、このアンテナが変な方向を向いてしまっているということであり、その原因は筋膜が硬くなっているからなんです。

硬くなっている筋膜をほぐすことでその部分のアンテナを正常に戻すことができます。

筋膜は持続的な圧迫刺激によって柔らかくなるんです。

明確にスケジュールを決めようと思うと、それだけでハードルが高くなります。

朝目覚めた時の布団の上、公共交通機関での移動中、仕事の休憩中、お風呂に浸かっている時、などちょっとした隙間時間で行うことをオススメします。

まとめ

・私たちにとってのコンディショニングトレーニングとは、日々を健康に過ごすために疲労を取り除いていく作業である

・疲労が蓄積する理由は姿勢が崩れていることであり、その理由は生活習慣に潜んでいる

・姿勢を修正するためには、腹筋をマッサージすること

・明確に回数設定は決めず日々の隙間時間で取り組むこと

今回は、コンディショニングトレーニングについてまとめてみました。

日々の生活に追われ疲労が溜まっている方、かなり多いと思います。

コンディションが低下する原因が、実は私たちの生活の意外な部分に潜んでいたりします。

今一度ご自身の日常生活習慣に目を向けてみてください。

また、本記事でご紹介したことを是非実践してみてくださいね!

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